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      日本の伝統衣装「着物」の保守vs革新論争が面白くて深い件

      #着物警察 #KIMONO

      · コラム

      みなさま、「着物警察」をご存知でしょうか。

      着物警察とは、見知らぬ通行人であっても、着物を"正統"に着ていない人を見つけては指摘したりその方の着物に手を出し物理的に正す方々を指す言葉のようです。

      着物の重ね方が左右逆になっている、場にそぐわない格の服を着ている、襟元や帯が崩れている等、確かに指摘できるポイントには事欠かないのが過去から現在にかけての着物文化の特徴の一つと言えるかもしれません。

      すごいですよね。洋服ではほぼ考えられないことです。

      着物を着ていて着物警察に色々言われたり触れられたりした方はリアルに恐怖や怒りを感じた人もいるでしょうし、親切心を感じて感謝した人もいるでしょう。

      私自身は着物警察の方に出会ったこと(私の衣服についてどうこう言われたこと)はなく、もはや妖怪のような感覚で「ほぉ、また着物警察が出たのね!」とその類の話題は失礼ながらネタとして聞いていたこともありました。

       

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      著者の着物スタイル

      ここで失礼して、私の着物スタイルの話に少し触れさせていただきますね。

      「ワンピース+羽織(短い着物)」や「パーカー+羽織」といった、洋服にちょっと羽織るようなスタイルがメインです。最近は長着(長い普通の着物)を洋服の上に着て片方の肩を脱いだり変形的なスタイルにも挑戦しています。

      いずれにしても、私は帯を締めるの苦手(なかば拒否)民でして、ベルトや兵児帯(ふにゃふにゃの帯)などをテキトーに巻いています、なので「着物警察」の方の指摘対象にはならないのかなぁ、といったところです。

      着物を着る人にとっては異端の一つでしょうか、着物を着ない人に"着物の人"認識されて慌てて「あんまりガッツリ着ないんです」と補足したり。(羽織だけ着るのは着物を着ていると言えるのか?も例によって意見は割れると思います)

      元々レイヤードスタイルが好きなこともあり、羽織は色々な服に重ねられるし、生地の色や質感、柄やフォームもとてもいいなぁと偏愛しています。

       

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      (本日カフェのトイレでの自撮り撮影)

       

      伝統と革新の攻防激化、変化の時代

      ここ数ヶ月ほどでしょうか、私が片足突っ込んでいるX(Twitter)の「着物民(着物愛好家)」の方々の中で「着物の伝統を守ろう派」「着物を革新しよう派」の派閥の攻防がいつにも増して激化しているように感じます。着物のマナー違反の炎上案件もしばしば見受けられます。


      Xやスレッズで盛り上がるたび「まぁまぁ、どっちもいいじゃん。仲良くやりましょうよ。いずれにしても着物に関心が集まるのはいいことですよね」とスマホのこちら側で呟きながら半ば傍観していた私ですが、この争いは重要なことだと気づき慌てて筆を取りました。

      保守派と革新派の攻防から垣間見える変化の兆しについてこの記事ではお伝えしたいと思います。

      こんなにぶつかっているのはきっと意味があります。結果的に、これからの10年で和服と洋服の境がもっと曖昧になり、現代人のワードローブに和服も増えていくイメージの信憑性が増してきました。

      現在私たちがイメージする「着物」という形ではないかもしれませんが、これは洋服ではなく和服だろうと思えるものが着られるようになるかもしれません。

      その根拠は、「伝統と革新の攻防が激化している」状態からの直感と、私の周りに革新的な和服を作っている(作ろうとしている)方々をちらほら確認できること、伝統産業界の中にも革新的な取り組みを是としその波を推し進めようとする方々がいることを知っているからです。

      その具体的な取り組みやエピソードなど、このおしゃ会メディアでご紹介していけたらと考えています。

       

      なお、着物という単語が有名ですが着物は和服の一部とし、以下は「着物」と「和服」を書き分けます。着物はほぼ呉服(主に素材が絹のもの)を指し、半纏や甚兵衛や浴衣、野良着など色々な形、素材のものをひっくるめて和服と呼ぶことにします。

       

      疎外された和服を取り戻せ

      現代の日本人は、着物を含む和服をほとんど着ていません。

      着物沼の中でこそ「カジュアル着物」「普段から着物を着よう」などと謳われさまざまな着物ファッションが披露され楽しまれていますが、今私がこの記事を書いているエクセルシオールカフェ人形町店で周りを見回すと私がワンピースに羽織っている羽織が唯一の和服です。着物業界の老舗が跋扈する人形町でさえそんな状況です。

      一体どうしてこんな状況になっているのでしょうか。ということを、私もまだまだ知らないし、多くの人は考えてもいません。

      和服を着る、着ない、何が良くて何がダメか、の前に知らないのです。おそらく保守派の方も含めて知らない人が多いということが、民族的にはとても悲しいことだと思います。

      かつてマルクスは、労働者が自分の生命をつぎ込んだ生産物が労働者の手から離れて資本(疎遠な独立した力)として労働者を支配するに至る現象を指し「労働の疎外」を指摘しましたが、多くの日本人には「着物の疎外」が起こっているのではないでしょうか。

      私たちの民族衣装だったはずの着物はいつの間にか遠くなり、着ようとしても簡単には着れないし洗えないしどの着物をいつ着ればいいのかもグーグルで慎重に調べないとわかりません。

      私を含め、何が正しいか、変えたいかの前に、もっとよく知ってもいいと思います。きっとその先にはこの時代に合った、和服洋服どちらも包括したファッションに出会えるでしょう。

       

      販売戦略としてのルール、様式美

      知る入口にでもなればと思い、以下は私が今まで見聞きした情報を簡単に書いてみます。書籍などまだ一冊も読んでいませんが、読んでいたら書けなくなる性質なので何卒ご容赦ください。認識違いやおすすめ文献などがあれば教えてください。

      さて、日本は約80年前(1945年)に敗戦し、GHQの支配下に置かれました。その後、欧米に追いつけ追い越せと、西洋スタイルを模倣し追い越せるように効率化をどんどん図りました。

      開国し富国強兵する中で洋風ファッションへ移行していた日本人はますます和服ではなく洋服を着るようになったわけです。

      そんな状況下で着物を着る習慣、機会が減り、着物産業全体のニーズが減ってしまいました。

      結果、生き残り戦略として着物をあらためて細かく定義づけたようです。正式な場ではこのくらいの「格」(=その場にふさわしいレベルの着物、帯、その他小物)が必要であり、着方にもルールがあり、それを守れていない人は恥ずかしい、というムードが醸成されて今に至ります。

      見事な販売戦略だったと思います。同調圧力の強いこの国で、様式から外れていたり周りと違うと恥ずかしいという伝統的な恥の文化の最大限の活用です。

      「私がいいと思うからこれがいいの!」と思えるのはよっぽどの変わり者でしょう。恥ずかしい思いをしたくないですから、正しいとされるものを全て買い揃えるしかなくなりますよね。

      普段の着物にはそんなルール不要な領域も大きいとはいえ、基本的に日本人が着物を着るのは冠婚葬祭、お正月、七五三、成人式、ちょっと頑張って子どもの入学式、卒業式くらい。着物といえば守るべきルールがあるという考え方が今でも主流だと思います。

       

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      「令和の和服」があっていい

      ですが、戦後からもう80年が経過しています。

      私は現在30代後半、両親は70代、祖母は90代ですが、私は着物は成人式に着たっきり、呼ばれた結婚式にも着物を着たことはありません。あとは浴衣を夏に着るくらい。(勝手に洋服に羽織ったり巻きつけたりはしていますが)

      日本の民族衣装は文明開花から終戦で半ば剥奪され、一度ぶつ切られたと言ってもおかしくない状況です。

      あの時開国せずに江戸時代のまま、欧米に追いつけ追い越せなんて言わずにもっと日本人が天真爛漫に過ごしていたら私たちは一体どうなっていたでしょう。効率重視だけではない生活で、ファッションの様子もずいぶん違ったでしょう。

      大量生産大量消費の資本主義経済に飲まれることもこんなに着物が捨てられることもなかったかもしれません。悲しいことではありますが、とはいえタラレバを言っても終わったことを悔やんでもどうしようもありません。

       

      朗報として、今現在も若い世代が着物(和服)と出会っています。敗戦や戦後の記憶も、呉服屋さんに行った経験も着物のマナーを自然に知ることもない中で、それはとても新鮮な体験です。

      先日「なんで自国の民族衣装なのに自由に着ることが許されないの?」という内容の投稿を見かけました。その通りです。おかしいですよね。許されないわけありません。

      これから和服という民族衣装を作って着るのは、令和のファッションを作るのはこの時代を生きる私たちなんですよね。まさに私たちがその殻を破ることが求められているのではないでしょうか。


      そもそも和服は時代背景を受けてさまざまな変化を遂げてきました。

      奈良飛鳥時代、平安時代、室町戦国時代、江戸時代の着物は違います。帯は昔は細い紐で、すこしずつ太くなっています。そこから前述の通り儀礼服としての昭和の着物が出来、さらに平成令和、現状維持もそろそろ限界なのかもしれません。

      芸の道で「守破離」というように、まずは守られてきた型を知り、そして自分の工夫により破り、さらには独自の道を確立していく。そのプロセスが始まっていく時代なのでしょう。

       

      ここまで読んでいただいた着物愛好家の方々の中には、「変化はとっくに始まってるよ」と思われている方も多いと思います。

      すでに着物は"正統派"ではないところで、和洋折衷(和洋mix/和洋ミックス)などと言われブーツ、スカート、ベルト、シャツ、パーカー、ネクタイ、サスペンダー、マント、などなど、ありとあらゆるアイテムの組み合わせが実践されています。一方、着物をリメイクして洋服や新しい和服的なものに作り替えることも多くの方が手がけられています。


      ネット上で「着物の型を崩すな」「この着方はマナー違反だ」「着物のことをわかってない」それに対して一方で「とはいえ今に合ってない」「堅苦しすぎる」「自由に楽しんでもいいじゃない」とか、色々意見が飛び交うのを毎日のように目にします。

      この状況にぐったりしてしまう方もいらっしゃるのではと思います。ただ議論でいろんな意見が見えることは有意義です。この状況は着物(和服)についての関心向上の証であり進化の兆しに違いありません。

      ルールやマナーを忠実に守るもよし、知った上でこれから便利で美しいと思える和服を作ったり着ていくもよし。

      目の前で起こりつつある和服の進化にワクワクしている今日この頃です。面白い時代に生まれたことに感謝しながら、私自身の感性を持って和服も洋服も進化させていく気概を持って楽しんでいきたいと思います。

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      長い文章をお読みいただきありがとうございました!


      また今日の記事の論拠である、現代の和服や着物トレンドについてこの「おしゃ会メディア」でご紹介していきたいと思います。

      更新したらXでお知らせしますので、また読みたいと思ってくださった方はフォローをお願いします。▶︎https://x.com/osha_kai

      また、この記事の一番下にある「X」マークを押すと、ご自身のXでこの記事をシェアしていただけます。応援シェア、ぜひよろしくお願いします。

       

       

      和洋ミックスフェス的イベントおしゃ会6

      最後に宣伝です!私は「おしゃ会」というイベントを企画・運営しています。

      自由に和洋ミックスファッションを楽しむ、マルシェ&交流会です。

      コンセプトは「普通じゃなくていい。あなたらしくていい」。

      次回は11/23(土)昼 & 11/24(日)昼・夜を予定。遊びに来てくれる方を絶賛募集中です♪

      (以下の画像からイベントページに飛べます)

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      ドレスコードは好奇心。洋服、和服、和洋ミックス、その他どんなファッションでのご参加も歓迎です。

      会場ではかわいい和洋アクセや面白いスタイルに身を包んだ出店者さんや来場者さんに出会えます。占いや似顔絵コーナー和楽器・ダンスステージなどもありますよ。全面的におしゃべり推奨なので、色々おしゃべりして楽しんでいってくださいね。お一人参加も大歓迎です。


      着物、和洋ミックス、ファッションを楽しんでいる/楽しみたい皆さん、何か新しいことをしたい、新たな出会いが欲しい皆さんと出会えることを心よりお待ちしています。

       

       

      ▼この記事を書いた人

      あゆみむ

      おしゃ会代表。イベントディレクター 、撮影サポート、MC。面白コーデ好き・羽織でカンタン和洋MIX。短歌と猫と天然石も好き。 

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